進化計算シンポジウムは、国内の進化計算の研究者が年に一度合宿形式でじっくりと議論する機会を持つことを目的として企画され、第1回(2007年)は洞爺湖温泉、第2回(2008年)は登別温泉、第3回(2009年)は那覇、第4回(2010年)は福岡、第5回(2011年)は宮城県岩沼市、第6回(2012年)は長野県軽井沢市 、第7回(2013年)は鹿児島県霧島市、第8回(2014年)は広島県廿日市市、第9回(2015年)は愛知県西尾市で開催されました。 第10回は千葉県九十九里での開催となります。発表につきましては、ポスターセッションを基本とし、フラッシュトーク(ショートプレゼンテーション)を併用することで、活発な情報交換を行うことを目的としております。進化計算にご関心のある多くの方々にご参加頂ければ幸いです。
会場:一宮シーサイドオーツカ
交通アクセス:http://www.seaside-otsuka.com/access/
JR線でお越しの方は下記の送迎バスをご利用ください。
<上総一ノ宮駅発> 11:15,11:35,12:10,12:35
なお,12/10(土)の昼食を予約された方は、11:35分までのバスに乗車くださいませ。
合宿形式で行いますので、会場にご宿泊ください。こちらから11月25日(金)までに参加登録をお願いします。参加登録後、下記の参加・宿泊費・12/10の昼食代(希望者)を事前振込ください。参加登録同様、11月25日(金)までにお振り込みくださいますようお願いいたします。
※ 参加登録が完了すると参加者アカウントが生成されます。 参加登録完了メールに記載の「パスワード」と「参加者番号」を使ってログインできます。参加者アカウントでは、登録情報変更/発表申し込み/論文・フラッシュトーク用スライド原稿の 提出を行うことができます。 また、「参加者番号」は参加・宿泊費等の振込の際に使用します。
≪参加費用≫
参加費(一般): 10,000円
参加費(学生): 8,000円
宿泊費: 12,000円
12/10の昼食代(希望者): 1,000円
※宿泊費には12/10の夕食、12/11の朝食と昼食の3食が含まれています。
※12/10の昼食をご希望される方は「参加登録」をする際に申し込んでください。あとで参加者アカウント内から申し込むことも可能です。
≪振込先≫
ゆうちょ銀行 〇〇八店 (ゼロゼロハチ, 店番:008)
・預金種目:普通
・口座番号:3944047
・口座名:シンカケイサンシンポジウムジッコウイインカイ
※ 振込人氏名の前に参加者番号(3桁)を付与ください(例: 101ツチヤジュンジ)
まず、こちらから参加登録を行って「参加者アカウント」を作成してください。発表申し込み(〆切:10月28日)および論文原稿PDFの提出(〆切:11月4日)は「参加者アカウント」の中から行ってください。
※ 発表申し込みは必ず発表者本人が行ってください。
≪原稿フォーマット≫
・Word format
・TeX S-jis set
・TeX EUC set
1件の発表に付き4~8ページ程度(PDFファイル・5MB以内)を想定しております。(容量を超過する場合には、事前に実行委員(ecsymp2016[at]jpnsec.org)までご連絡下さい)
講演の形態は全てポスター発表となります。 ポスターは、会場の壁に掲示していただきます。原則として、 幅90cm×高さ 120cm(およそA0サイズ)以内の大きさのポスターをご用意下さい。 また、セッション開始直後にPDFのスライドを使って1件につき2分以内のフラッシュトーク(ショートプレゼンテーション)を行っていただきます。 フラッシュトークは1件あたり2分と短くなっております。ご注意ください。
フラッシュトーク用スライド原稿はPDFが原則となっております。会場にはパソコン及び接続用のプロジェクタを用意しております。 発表者は、12月2日(金)までに「参加者アカウント」からPDFファイルを提出して下さい。フラッシュトーク時に特別な機材を必要とされる方は、「参加者アカウント」の通信欄から事前にご連絡下さい。また、ポスター発表時にノートパソコン等を使用する方も、同様に事前にご連絡ください。
このシンポジウムでは、近年目覚ましい発展を遂げている進化計算を対象とし、関連するすべての進化計算の理論、開発、応用をトピックとして取り上げます。主なトピックは下記の通りですが、これに限定しません。
招待講演(12月11日(日)予定)
講演者:佐藤 達広 様
御所属:(株)日立製作所 研究開発グループ システムイノベーションセンタ インフラシステム研究部
題目:企業における数理最適化技術の開発と実践 - 鉄道計画システムの取り組み事例
要旨: 近年、環境意識の高まりや都市の過密化、資源高騰などの理由から、CO2排出量やエネルギー効率等の環境負荷が小さく大量輸送が可能な交通機関として鉄道システムのニーズが世界的に高まっている。しかしながら列車運行乱れ時の回復業務は未だ熟練者の手作業に大きく依存しており、今後予想される熟練者の大量引退や鉄道路線の大規模・複雑化に対応するにはICT技術を活用した業務の自動化や一層の効率化が求められている。こうした背景のもと、これまで発表者はICTシステムに携わる企業研究者として制約プログラミングやラグランジュ分解・調整法、各種のメタヒューリスティクス等の数理最適化技術を総合的に活用し鉄道分野の様々な計画システム実現にむけた研究開発に取組んできた。本発表ではそれらの事例を通して企業における数理最適化技術の活用状況の一端を紹介し実適用の難しさや面白さを伝えると共に数理最適化技術に求められる役割りや活用のアプローチについて考察する。最後に社会応用促進に向けた学術界と産業界との連携や進化計算技術に対する今後の期待についても私見を述べる。
講演者:石原 義之 様
御所属: (株)東芝 研究開発センター機械・システムラボラトリー
題目:HDD生産ラインにおける多目的最適化手法の応用
要旨:磁気ディスク装置(HDD)のヘッドは,目標トラックへ高精度かつ安定に位置決め制御することが求められる.一般に,位置決め精度と制御系の安定性はトレードオフの関係にあり,制御系のパラメータ調整は両者のトレードオフを高度にバランスさせる必要がある.そのため,従来のパラメータ調整は技術者の経験と勘に基づく手作業によって行われてきた.一方で,HDDのメカ特性は個体毎にばらつくため,本来であればパラメータ調整も個体毎に行うことが望ましい.しかし,HDDは月産数百万台におよぶため手作業による調整は事実上困難であった.そこで発表者らは,従来の調整作業を位置決め精度と安定性を目的関数とする多目的最適化問題として定式化した.さらに,この問題をHDD上のマイコンで動作する遺伝的アルゴリズムを用いて解くことで,生産ライン内で各HDDが自動かつ自律的にパラメータ調整を実行する技術を開発した.この技術により従来困難であった個体毎のパラメータ調整が実現され,メカ特性ばらつきに起因する不良品発生が低減された.本発表では技術の概要とともに,企業の開発現場における最適化手法の活用事例について紹介する.
セッション毎の プログラム を掲載しました。
1日目 (12/10(土))
13:00-13:05 開会式
13:10-14:50 ポスターセッション1
14:50-15:00 休憩(10分)
15:00-16:40 ポスターセッション2
16:40-16:50 休憩(10分)
16:50-18:30 ポスターセッション3
19:00-21:00 懇親会
2日目 (12/11(日))
9:00-10:40 ポスターセッション4
10:40-10:50 休憩(10分)
10:50-12:30 特別講演
12:30-13:40 昼食
13:40-14:25 総会
14:25-15:00 表彰、閉会式、写真撮影
本シンポジウムで発表した若手研究者を対象にIEEE Computational IntelligenceSociety (CIS) 日本支部 Young Researcher Awardを選出し表彰します。 対象は、発表時点で35歳以下の方で、過去に進化計算学会でのYRAを受賞されて いない方です。YRAでは、発表のみではなく論文審査による評価も行うため、希望者は発表申込時に「YRA希望」をチェックし、原稿締切日までにご投稿下さい。なお、受賞にあたっては、IEEEの会員(学生員含む)であるか、会員登録手続きを完了することが必要ですのでご了承ください。
共催:
協賛:
IEEE Computational Intelligence Society 日本支部
IEEE Systems, Man, and Cybernetics Society 日本支部
計測自動制御学会
システム制御情報学会
情報処理学会
人工知能学会
電子情報通信学会
電気学会 電子・情報・システム部門
日本オペレーションズ・リサーチ学会
日本機械学会
日本計算工学会
日本航空宇宙学会
日本神経回路学会
日本知能情報ファジィ学会
日本ロボット学会
日本感性工学会
実行委員長
プログラム委員長
実行委員
ecsymp2016[at]jpnsec.org